今日は、立秋です。
今日から秋です。
<おさらいです>
立秋の前、約18日間を「土用」といいます。
その土用の中でも、「丑の日」は、うなぎを食べる日で有名です。
もうひとつ、密かに「ほうろく灸」というのも同日に開催されます。
そして、その「ほうろく灸」を土用の期間限定で、
<はりきゅう処 穏>で開催していました。
昨日をもってこのイベントは終了いたしました。
<おさらい終了>
18日間のみにしか開催しておらず、かつ、
HPのみでの案内にも関わらず、たくさんの方に
体験していただき、非常に楽しかったです。
あっ、ほうろく灸しているバックショット撮ろうと思ったのが
途中からなので、前半の方は写真がない方もおられます。
まぁ、だいたい、イベントの予告や、サービスの案内って
今か、未来のことを書くのですが、
たまには、済んだサービスの感想ってのもいいかなって。
ってことで、
「ほうろく灸」を終えて・・・想ふこと
実は、このほうろく灸は昨年もほんの数日間だけしました。
今年も開催するのか、迷っていました。
なぜに迷っていたか?
理由は、そもそも、ほうろく灸は、お寺で開催している祈願の一種で、
鍼灸院で施すお灸とは、趣旨も異なります。
そうでなくても、お灸は、
最近はあまり見られませんが、バラエティー番組での
罰ゲームで熱がらせるために使用されたり、
これも最近はあまり言いませんが、子供を叱る時に
「やいと(お灸)すえるで!」という、脅迫文に使用されます。
どちらかというと、マイナス側のイメージが先行しています。
それがスゴイ嫌で。
本来、お灸は温熱を使用した療法で、カラダの調子を整えるために
存在します。
その本来の目的を自らが崩すのか???
そういう葛藤がありました。
お寺では、
■頭痛封じ
■暑気払い
■ぼけ封じ
■中風封じ
など名目はあり、罰ゲームとかのマイナスイメージとか
そんなのではないですが、やはり、趣旨が、無病息災の『祈願』と
言う点です。
『祈願』と『施術』の違いにすごく戸惑いがあったのですが、
結果、その違いがすごく楽しさ思い出させてくれました。
もちろん普段は、鍼灸施術をする際は、
施すことによって、よりカラダに良い反応、良い状態に
導くために必死で施術をしています。
頭を使い、技術を使い、今、持っているものを
フル回転させています。
しかし、「ほうろく灸」は全く別で、あくまでも祈願的なもので、
やり方も、お灸すえる場所も全部決まっていて、頭も全く使わない。
そのリラックス感が、
純粋に、「お灸って楽しいなぁ」って思いました。
昔、雇われで、免許取り立ての頃は、
「はり」したり、「きゅう」したりしていることが
ただただ楽しかった時代がありました。
その頃の気持ちが、ちょっとよみがえりました。
やっぱり、「鍼灸(はりきゅう)好きやわ」って思いました。
「ほんまに自分は鍼灸好きなんやわ」って再認識しました。
そんな気持ちを思い出させてくれた「ほうろく灸」
来年も、また、夏の土用の時期にしたいと思っています。
今年、体験された方は、また来年もどうぞ☆
今年、体験されなかった方は、是非来年どうぞ☆
以上、期間限定メニューだった「ほうろく灸」イベントを
終えての感想でした。